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これまでの演奏会の紹介です。

クリスマスによせて
バロック音楽の輝き



演奏者
バロックヴァイオリン 平井誠
ヴィオラ・ダ・ガンバ 坂本利文
オルガン 高田富美

日時
2004年12月 3日(金) 7:00pm

場所
宝塚ベガ・ホール
宝塚市清荒神1-2-18 Tel.0797-84-6192
阪急清荒神駅より徒歩1分


プログラム
Dietrich Buxtehude(1637~1707)
D.ブクステフーデ
Praeludium,Fuge und Ciacon in C BuxWV 137
前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調
Choralpraeludium:"Nun komm, der Heiden Heiland" BuxWV 211
コラール前奏曲「来たりたまえ、異邦人の救い主」
Choral-Fantasie:"Gelobet seist Du,Jesu Chriist "BuxWV 188
コラール幻想曲「イエス・キリストよ、汝はたたえられん」
Johann Sebastian Bach (1685~1750)
J.S バッハ
Pastorella in F BWV 590
パストラーレ へ長調
Choralpuraeludium:"In dulci jubilo" BWV 729. 608
コラール前奏曲「甘き喜びもて」
Praeludium et Fuga in C BWV 547
前奏曲とフーガ  ハ長調
Dietrich Buxtehude(1637~1707)
D.ブクステフーデ
Sonata VI in d BuxWV
ソナタ  ニ短調
Heinrich Ignaz Franz von Biber(1644~1704)
H.I.F.von ビーバー
Sonata V in e
ソナタ 第5番  ホ短調
Philipp Heinrich Erlebach(1657~1714)
P,H.エルレバッハ
Sonata III in A
ソナタ 第三番  イ長調



プロフィール
平井 誠
/バロックヴァイオリン
京都市立芸術大学音楽学部卒業。在学中よりテレマン室内管弦楽団に参加。主要メンバーとして国内外の演奏会に出演。1997年に20年在籍したテレマンを離れ、現在フリーの演奏家。古楽の分野でも時代に即した演奏をとバロックヴァイオリンを使っての演奏会を開き、意欲的に幅の広い活動を行っている。ヴァイオリンを古武滋野、岩淵竜太郎、ヘリー・ビンダー、ゲルハルト・ボッセ各氏に、バロック・ヴァイオリンをサイモン・スタンデージ氏に師事。

坂本 利文/ヴィオラ・ダ・ガンバ
東京尚美音楽院卒。その後ダンスリールネサンス合奏団に入団。日本各地、及びフランスで演奏活動を行う。またベルギーのブリュッセル王立音楽院に留学し、ガンバをW・クイケン氏に師事。1986年から3年間、スウェーデンの国立古楽合奏団「ユースタッツ・ピーパレ」に所属し、北欧を中心に演奏活動を行う。1990年に「オルティス・コンソート」を創設、14回の定期演奏会を含む活動を展開中。1993年からはファミリーを中心メンバーとした「SAKAMOTO古楽コンソート」を結成し様々な復元古楽器によるなコンサートを行っている。現在 大阪音楽大学、及び相愛大学音楽学部非常勤講師。オルティスコンソート主宰。ダンスリールネサンス合奏団メンバー。

高田 富美/オルガン
相愛女子大学音楽学部オルガン専攻卒業。その後、ドイツ・ヴェストファーレン州立教会音楽学校に留学。1993年以来、オルガンとその他の楽器・声楽による演奏会を「音楽の散歩道」シリーズで企画している。また、独奏、室内楽・合唱などとの共演等、演奏活動を続けている。奈良YMCA音楽院講師。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。





クリスマスによせて
  バロック音楽の輝き


 今夜のプログラム前半は、ホールに設置されているスイス、クーン社製の
オルガンで演奏致します。北ドイツで活躍したD.ブクステフーデと、彼の影響を
多く受けたJ.S.バッハのオルガン作品です。バロック時代、ドイツの多くの作曲家は、
コラール(ドイツの讃美歌)を用いて、様々な音楽形式によるオルガンのための
作品(オルガンコラール)を残しています。その数は膨大で、この時代は
オルガンコラールの宝庫といわれる程です。前奏曲とフーガ、パストラーレと共に
クリスマスの季節に歌われるコラールをもとに作曲された、オルガンコラールを
3曲演奏しますが、2人の音楽家の作曲技法はそれぞれの才能を感じさせます。
 後半は室内楽ですが、オーストリアのヴァイオリン奏者、作曲家であった
H.I.F.vonビーバーの作品は、ヴァイオリンのためのソナタで、
ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンの通奏低音の上で、ヴァイオリンが
哀愁と激しさを交互に表現します。DブクステフーデとP.H.エルレバッハの作品は、
トリオソナタで、2つの楽器の対話と調和がオルガンの通奏低音とともに奏されます。
 クリスマスを待つ間、町の賑わいとは違った静かなひとときを持っていただければ、
と思っています。
                                           高田 富美


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