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大阪第三学科たより
2018年


2018年12月21日号
2018年12月7日号
2018年11月23日号
2018年11月9日号
2018年10月19日号
2018年10月5日号
2018年9月21日号
2018年9月7日号
2018年7月20日号
2018年7月6日号
2018年6月22日号
2018年6月8日号
2018年5月18日号
2018年5月4日号
2018年4月6日号
2018年3月23日号
2018年3月9日号
2018年2月23日号
2018年2月9日号
2018年1月19日号
2018年1月5日号


2018年12月21日号

普通の家にどこでもあるスプレー缶(正確にはエアゾール缶)、まさか、ビルが吹っ飛び火事で崩壊するとは。それより原価千円で売値1万円で何もせず

[第779回ゼミ報告]
12月12日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』第10章「メンガーとマルクスにおける方法の差異―二人のカール」を行いました。1883年のメンガーの経済学の方法への問題提起について、マルクスならどう答えたのか、仮想の議論を展開する。メンガーは歴史学派を批判し、論理的・歴史的なもの、個別的・普遍的なもの、理論的・実践的科学、有機体的・原子論的見方などの区別を問題にする。それに対し、マルクスは『序説』で、社会的諸関係の人間、労働・生産に普遍的契機、上向の方法、理論的概念、人間の実践、資本の支配を弁証法的方法により社会科学を批判的再構成する。そして歴史やその歩みの把握では、分析方法での概念把握、諸個人における社会関係、根本に生産力と生産関係との間の矛盾を理解した。20世紀マルクス主義では実証主義・概念主義にあり、レーニンを除けば、資本の一般理論を具体化・豊富化する理論的成果はほとんどないという。大切なことは、マルクスの方法を修正する必要はなく、概念を豊富にすることであり、社会変革の条件・労働者階級の発達を促す。物象化・矛盾・人間発達の三位一体が提唱される。
討論では、社会科学と経済学の守備範囲、メンガーへの批判は十分説得的か、この三位一体説はどれだけ独創的か。方法論は何に対してか、社会科学・社会学・経済学、そして社会経済学もある。メンガーへの論説は短いが、11章で補足している。ウェーバーを20世紀最大の社会科学者だと持ちあげている、対象は経済学ではないのか。この三位一体説は角田氏のものか、疎外を通して人間発達か。自由・平等・博愛をマルクスは批判していたのではないか。

*皆様へは案内が着いている頃かと思いますが、来年2月23日に森岡孝二先生追悼のつどいが開催されます。この学科の創設から長く指導していただきました。皆様のご参加をお願いいたします。
*会場である働き方ASU-NET事務所の利用が来年2月末までとなり、
3月以降は会場を、主に以前の天六・住宅情報Cの予定です。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
12月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻21章 利子生み資本

1月9日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第11章 ウェーバー 

1月23日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻22章 利潤の分割…… 

2月13日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第10章 大塚久雄  

その後 2019/2/27 (働き方AN) 3/13, 3/27 (天六・住宅C)

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2018年12月7日号

言葉では「寄りそう」と言って、土砂は投じる。「丁寧に説明する」と言って、どたばたと採決する。誰に寄り添い、誰に丁寧なのか、一度聞いてみたい

[第778回ゼミ報告]
11月28日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻20章「商人資本にかんする歴史的スケッチ」を行いました。資本論で歴史に関しては、1巻11章協業、12章分業とマニュ、13章機械と大工業、24章本源的蓄積、3巻36章資本主義以前、47章地代創世記がある。商人資本・商業資本等と同じ意味の用語が使われている。歴史的には商業資本が最も古い自由な存在形式で、産業資本家から派生したものではない。スミス・リカードは生産こそが包括的と産業資本を考察した。商人資本では、商品・貨幣流通がその存在条件で、貨幣財産集積が前提条件であり、商業の発展は資本主義発展の歴史的な必要条件であるが、生産方法の変革には無関心、商人資本の発展はむしろ反動的で独占・特権的でもある。未発展な共同体の間を媒介し詐欺瞞着で商業利潤は生れる。しかし商業資本は商品価値の平均化の方向へと向かい、既存の生産様式を分解する。産業資本の完全な支配とは労働者階級の成立で1848年革命以後である。封建的生産様式からの移行は二重の仕方でおこなれ、生産者が商人を兼任、これが革命的な道だが、他方では商人が生産を支配する。移行は三通りで、商人が直接産業家になる、商人が独立生産者を仲介する、産業家が商人になる。報告者からはレーニンのいわゆる二つの道との関連への問いがあった。討論では、上からの資本主義か、下からの資本主義が、ロシアと同様に日本も同じ論争に直面していた。商人が資本家に、日本では三井。商人・高利貸しが資本主義に組み入れられ。生産力発展のある水準で資本主義が確立し、商人資本を配下に置く。商業資本の支配は歴史的に早かった。スーパーよりコンビニ、商業は今や情報化でネット通販、GAFA。メルカリ:消費者が売り手に、新たに買うよりも。

*恒例の秋のハイキング:和歌山の根来寺・粉河寺行きを12月5日に予定していましたが、参加者が少なく、来春に延期することにしました。
*会場である働き方ASU-NET事務所の利用が来年2月末までとなり、
3月以降は会場を、主に以前の天六・住宅情報Cの予定です。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
12月12日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第10章 二人のカール 

12月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻21章 利子生み資本

1月9日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第11章 シュモラー・ウェーバー 

1月23日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻22章 利潤の分割……

その後 2019/2/13, 2/27 (働き方AN) 3/13, 3/27 (天六・住宅C)

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2018年11月23日号

気がつかなかったが、前回は「777」回、スロットマシンなら大当たり、最近の検察による大当たりは、私服肥やしたコストカッター・ゴーン逮捕では。

[第777回ゼミ報告]
11月14日のゼミは角田修一『社会哲学と経済学批判』第9章「分析的方法を基礎とする弁証法的方法―ヘーゲル、マルクス、見田石介」を行いました。この章は吉田浩氏への反論であり見田学派内の論争でもある。「序説」でヘーゲルは概念が実在化し概念の自己運動とするに対し、マルクスは実在が概念化し直観と表象を概念に仕上げていく認識行為という。「経済学批判」体系は「資本」へのヘーゲルの方法の批判的適用である。見田石介の方法論的到達点は、マルクスの方法が分析的方法を基礎とする弁証法的方法としたことである。ヘーゲルは事物の必然的な内部関連と発展関係を明らかにしたが、観念論ゆえ実在する世界を概念の自己展開の産物とした。吉田氏を批判して、分析的方法は普遍と特殊の分析であり、普遍と特殊の分析は弁証法的分析、より高次な分析である。見田理論における分析の意義、見田理論の継承・発展の困難さ、ヘーゲル論理学の読解の今日性、有井行夫らの論理学以外の可能性などの論点を指摘した。
討論では、哲学とは論理学であることの意味は。弁証法的方法と分析的方法との違いは。哲学は対象を限定しない。マルクス経済学の基本的性格を生産関係の物象化、資本制生産の諸矛盾、人間発達の3つを総合したものとし、これをおさえないで理論と現実を「乱暴」に一致させたのは誰か。ヘーゲルを学ぶことは意味のない事なのかどうか、マルクスはヘーゲルを超えている。

*恒例の秋のハイキングは12月5日に和歌山の根来寺・粉河寺に行きます。近鉄大阪線五位堂駅に朝10時集合、車で訪れます。昨年11月29日に森岡先生と美山かやぶきの里を訪れた際、次回は紀ノ川の根来寺・粉河寺へ行こうと、先生も楽しみしていた企画、乞参加。
*12月8日の現資研は東京から藤田実さんに来ていただき、著書『戦後日本の労使関係』を巡って議論します。2時から立命大朱雀キャンパス
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
11月28日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻20章 商人資本歴史的スケッチ

12月12日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第10章 二人のカール 

12月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻21章 利子生み資本

1月9日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第11章 シュモラー・ウェーバー 

その後 2019/1/23, 2/13, 2/27 (働き方AN)

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2018年11月9日号

外国人技能実習生に実習できない作業をさせた日立は解雇へ。大企業までが違法行為を行う現状、政府はさらに人手不足だと外国人労働者の受け入れ拡大へ

[第776回ゼミ報告]
10月24日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻19章「貨幣取引資本」を行いました。貨幣取引資本とは、流通過程で貨幣の純粋に技術的な運動で、自立した特殊な機能の資本であり、その起点・終点で通過点として現れる。一定部分は蓄蔵貨幣として現存しなければならず、貨幣取引業はまず国際取引から発展する。ここでは信用制度は考慮しない。貨幣取引労働は貨幣へ特別な労働を形成するが、それは流通費であり、価値を創造しない労働である。貨幣取引業は、分業の結果、資本家階級全体の代理人として専属の機能をもち、両替業と地金取引業がその本源的形態であるが、その結果を媒介するだけである。貨幣流通全体は商品流通の単なる結果であり、貨幣取引業は貨幣流通を媒介するだけである。商品取引資本は独自の流通形態G―W−Gを示すが、貨幣取引資本ではこのような特殊な形態ではない。貨幣取引資本が扱う貨幣資本の総量は、流通での商人および産業家の貨幣資本である。彼らの利潤は剰余価値からの控除にすぎない。貨幣流通での技術的操作の一部分は商品取引業者・商品生産者自身でおこなわれる。
討論では、なぜ利子生み資本ではなく、商人資本のところに置いたのか、貨幣取引資本と利子生み資本との違いは何か、流通過程であるから。振替銀行が最初に活動したのはオランダ、ハンブルクなどの船の港があるところ。信用制度としての最初の銀行はイングランド銀行である。世界市場の問題をどういう風に取り込むのか。そこでは、植民地をどう取り扱うのか。

*次回11月14日ゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』の第9章「分析的方法を基礎とする弁証法的方法―へーベル、マルクス、見田石介」、その後は第10章「メンガーとマルクスにおける方法の差異―二人のカール」
*森岡先生追悼メッセージ投稿の締切、11月12日です、乞投稿
*12月8日の現資研は東京から藤田実さんに来ていただき、著書『戦後日本の労使関係』を巡って議論します。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
11月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第9章 分析的・弁証法 

11月28日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻20章 商人資本歴史的スケッチ

12月12日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第10章 二人のカール 

12月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻21章 利子生み資本

その後 2019/1/9, 1/23, 2/13, 2/27 (働き方AN)

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2018年10月19日号

地震の揺れを吸収できず、スカイツリー・東京都庁・通天閣・大阪府庁駅など、日本の各地で揺れている。洒落にもならず、免震データの不正、KYB

[第775回ゼミ報告]
10月10日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』第6章「 経済過程と意識およびイデオロギー―ポスト・マルクス(その二)」を行いました。ルカーチは、ブハーリンを誤った客観性による物神崇拝、誤った自然主義と批判して、労働者階級の主体―客体弁証法から、階級意識として物化で人間関係を覆い隠し、労働力商品化による商品の物神性・疎外を論じる。しかし物化論は労働の一面化・孤立・分断から矛盾を展開できず、結合労働・協業・分業という類的能力発揮・階級的自覚の物質的基礎を明らかにできない。コルシュは、精神生活・社会的意識の現実的存在性を明確にしたが、「社会的存在」が明確でなく、実践的・理論的双方の意識の区別がされず、どのように労働者が階級意識を獲得・深化させるか不明である。グラムシは、民衆の意識に根ざした文化を実践の哲学と呼び、社会的関係は実践・行為・活動として存在し、実践によって変化する。イデオロギーは意識の所産であり、実践活動・意志を生み出す世界観であり、それを地盤として経済構造の矛盾を意識する。イデオロギーを認識論的に評価するのがグラムシ・イデオロギー論の特徴である。プレハーノフ・ブハーリンの機械的決定論にたいして、彼らは物化、社会的存在、意識とイデオロギーを論じた。
討論では、人間一般・一般的な人間を想定するのはどうか、欲望・効用という時、正統派経済学は抽象的人間を前提にする。正しい抽象と間違った抽象。労働組合を作る人は戦闘的、出来上がると体制順応となる、など。今のロシアでは、ソ連の方が良かったとの意見、発展段階にあるのでは。中ソ論争が60年代に、ハンガリー動乱、ありえないこと。スターリンの農業集団化、小農民の方が安いのでは、政策の誤りが独裁を生む。しかし29年恐慌はまぬがれた。農業の資本主義化は借地農業か、漁業は。

*次々回11月14日ゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』の第9章「分析的方法を基礎とする弁証法的方法―へーベル、マルクス、見田石介」、その後は第10章「メンガーとマルクスにおける方法の差異―二人のカール」
*12月8日の現資研は東京から藤田実さんに来ていただき、著書『戦後日本の労使関係』を巡って議論します。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
10月24日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻19章 貨幣取扱資本

11月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第9章 分析的・弁証法 

11月28日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻20章 商人資本歴史的スケッチ

12月12日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第10章 二人のカール

その後 12/26, 2019/1/9, 1/23, 2/13, 2/27 (働き方AN)

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2018年10月5日号

台風一過とはいえ、次々と日本列島に来訪する。台風には名前あるとか。ジェーン台風は有名だが、先日の24号が「チャーミー」、25号が「コンレイ」

[第774回ゼミ報告]
9月26日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻18章「商人資本の回転。価格」を行いました。生産期間と流通期間の統一が産業資本の回転であるが、商人資本の回転は商品資本が自立化した運動で、特殊な資本の自己還流運動であり、産業資本では同じ貨幣が二度持ち手を変えるが、商人資本では同じ商品が二度持ち手を変え、回転が速くなるにつれて同じ貨幣総量が早く通流する。商人資本の回転にとって、生産期間に直接影響及ぼさないのが第一の限界、総個人消費の速度と範囲に制限されるのが第二の限界である。近代的信用制度により売り終わる前に購入可能となり、架空の需要が作り出される。恐慌は直接消費に関係する小売業ではなく卸売業と銀行業で現れ、過剰な在庫による終極的に個人消費で限界づけられている。商業的販売価格にとって生産価格は一つの与えられた外的な前提であり、以前の時代は労働生産性が低く一般的利潤率が存在しないことで、販売価格が高かったのである。平均利潤率は商人資本にとっては一つの与えられた大きさで、社会的総資本での持分に応じて利潤総量から自分の配当を引き出す限りで、一般的利潤率形成に規定的に入り込む。商人資本の回転が商業価格に及ぼす影響は、あたかも流通過程が一定の限界内で生産過程とかかわりなく、諸商品の価格を規定するかのように見える。
討論では、報告者から、産業部門間の競争と同一産業部門内の競争とでは商業資本間の競争の前提が違っていて、部門内の流通期間・流通費用の平均化が基礎という説がある。この18章はマルクスが恐慌の運動論を直接開設した唯一の章、との不破哲三説で、恐慌の可能性・必然性・現実性はどうか、原因は別の深いところにあるのでは。生産に従属した商業資本:車の販売会社。「規定的に」とは、影響・決定する要素である。完了せずに次の回転へ、売り切らない、ロス・廃棄が大きな問題、バーバリーも。流通費は現代もっと大きいのでは。薄利多売に対し「厚利少売」は日本語? 恐慌の風景:大衆の貧困、路上にまで

*次回ゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』の第6章です。
*12月8日の現資研は東京から藤田実さんに来ていただきます、計画中
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
10月10日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第6章 ポストマルクス2・・

10月24日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻19章 貨幣取扱資本   

11月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』※「章」は未定です  

11月28日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻20章 商人資本歴史的スケッチ

その後 12/12, 12/26, 2019/1/9, 1/23, 2/13, 2/27 (働き方AN)

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2018年9月21日号

中と米が貿易戦争中、関税が上がれば貿易が止まり、生産が滞り、労働者が排出される、という道理はどこへ。北と南は革命の聖地で手を握っているぞ・・

[第773回ゼミ報告]
9月12日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章「経済過程と意識およびイデオロギー」を行いました。経済過程における人々の存在と意識・関係行為・イデオロギーの関係をマルクスはどう捉えたか。利潤の意識形態・行為は資本論3巻草稿を素材に検討され、次に社会的意識形態、資本家的意識を超える労働者の自覚的意識形成の社会的契機を取り上げる。資本価値が資本家として人格化され、労働者が労働力商品として現れるという転倒した観念で、利潤という観念にもとづく資本家の行為として、剰余価値率の上昇の行為を追求する。さらに競争に対応する観念が推進動機となる。経済過程の当事者の意識は、その行為とともに経済過程の中に含まれる。当事者たちの意識は資本制経済では転倒した姿をとる。実践的意識は精神的生活過程をとおして特定の社会的意識諸形態として体系化・固定化される。それがイデオロギーである。資本家的意識を超えて労働者の自覚的意識の形成は、自由な労働者達がアソシエーションを通じて経済を意識的にコントロールすることへの自覚である。マルクスが主に戦ったイデオロギーは自由貿易論であり、それは経済学的イデオロギーである。
討論では、意識の問題では利潤だけでなく1巻交換過程でも問題となっている。行為という問題では社会学だけでなく行動経済学として今は論じられている。芸術的・宗教的・実践的に「精神」を角田氏が挿入した用語はどうか。資本家の意識での行動では1巻では抽象化されていて3巻で具体化されている。工場の門の内と外、自由な労働者の要因が詳しく描かれていない。マルクスが戦ったイデオロギーは自由貿易論である、というのはどうか。イデオロギーの概念をどう規定するのか、虚偽意識と。


*角田修一『社会哲学と経済学批判』は前回で第4章まで終わりましたが、その後は全ての章ではなく、適宜報告する章を選んで進むことにしました。
*10月6日に現資研(感情労働論)を立命館大朱雀Cで行います。サービス労働、介護労働がテーマです。高田が司会を行います。乞うご参加
*12月8日の現資研は東京から藤田実さんに来ていただきます、計画中
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
9月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻18章 商人資本の回転。価格

10月10日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第6章 ポストマルクス2・・

10月24日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻19章 貨幣取扱資本

11月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』※章は未定です   

その後 11/28, 12/12, 12/26, 2019/1/9, 1/23, 2/13, 2/27 (働き方AN)

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2018年9月7日号

師のいる世界と、師のいない世界を、頭の中で行き来しています、突然のことで。心の中の大切な一つの支柱が消えたような。今はただただ感謝するのみです。

[第772回ゼミ報告]
7月25日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻17章「商業利潤」を行いました。流通部面での資本の純粋な機能は、商品の価値実現であり、販売・購買では価値・剰余価値を生み出さない。流通過程で自立した機能資本は生産部面の資本家と同様に年平均利潤をもたらすのであり、それは総生産資本で生み出した剰余価値の一部分である。商品取引業者は商品の販売・商品価値の実現のみに関わっていて、価値以上での販売から商業利潤が生じるのは、商業資本からの見方であり外観である。すなわち商人資本は利潤の生産には参加しないが、利潤の分配には参加する資本である。商人資本は平均利潤の均等化に参加する。歴史的には反対で商業資本が最初で商業利潤が産業利潤を規定していた。商業労働者は価値を実現するが創造せず、労働の一面化の発達・低廉化・賃金低下、商業資本にとっては生産的である。
討論では、流通費をどのように入れたらいいのか、不変資本・可変資本。純粋な流通費はどうなる。利潤率が産業によって異なるが、平均利潤との関係はどうか。生産部門と小売部門との間には卸売があり、単純な流通ではない。商業資本の方が生産資本に比べて回転が速い、その場合の資本量と利潤の関係はどうか。商業労働者の役割、不払い労働、価値移転、剰余価値移動など。サービス労働、教育・介護など労働対象が人間である場合は。

*8月1日、この学科を1977年の創設から指導をしていただいた森岡孝二先生が急逝されました。熱のこもった学科での話、各地での合宿、遠足、さらに学科で出版した本のことなど、思い出すことが多くあり、まだその事実が受け止められない気持ちでいます。森岡先生から受けた様々な指導を受け継いで、この学科を続けていく事が我々の責務に思えてきます。
学問的業績とともに株主オンブズマン・過労死・労働相談など多方面の社会運動に関わり、多くの人からの声に応えて、2月23日に「森岡孝二先生を追悼するつどい」が計画中です。皆様方の参加が願っています。
*10月6日に現資研(感情労働論)を立命朱雀で行います。乞うご参加。
*12月8日の現資研は東京から藤田実さんに来ていただきます、計画中
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
9月12日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章 経済過程・意識・・
9月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻18章 商人資本の回転。価格
10月10日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第5章 意識とイデオロギー

10月24日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻19章 貨幣取扱資本

その後 11/14, 11/28, 12/12, 12/26, 2019/1/9, 1/23, 2/13, 2/27 (働き方AN)

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2018年7月20日号

モリカケだんまり国会、文書改ざん国会、丁寧な説明なし国会、無理押し国会で、働かせ放題改革法案、議員救済増員法案、ギャンブル依存症増加法案など成立

[第771回ゼミ報告]
7月11日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』の第3章「マルクスから現代社会哲学へ−マルクス、ロールズ、そしてサンデル」の後半「3、サンデルの共和主義的政治哲学」と「まとめ」、3章全体の議論を行いました。サンデルは、ロールズを高く評価したが、個人の自由と解放を実現できず、自己統治と共同体喪失で共通する社会的基盤・価値観を失い、個人の自由と独立だけが一人歩きし、公民権をもつ市民の育成に無関心となる。ベーシックインカム(BI)構想には反対すると思われ、所得に関係のない共同体の諸制度を再建・維持・強化することを主張するが、現代の経済活動があまりに大きくグローバルな経済を統治する諸制度が必要、という難題が待ち受け、多重化による主権の分散が望ましいという。ロールズの社会契約論的政治的リベラリズムとサンデルの公民的リベラリズムとの対立は、公民と私人との現代的対立を反映したものであり、その本質は市民社会における私人間の対立、階級対立に求めなければならない。ロールズとサンデルとはともに現代の政治的共同体を維持・強化する政治哲学であるが、市民社会には経済的土台での対立の緩和・公民的生活復権において大きな限界があり、ロールズは資本制福祉国家を乗り越える財産所有民主制・リベラル社会主義経済体制を構想し、サンデルは共和主義的政治・公民制復権で乗り越えようとする。
討論では、報告者から、第3章の主題はBI構想なのか、公民と私人の分裂なのか。個人的所有の再建の対象は消費手段=生活手段だけなのか、問題は共同体の再建にあり、公―私の図式に対して、公−共―個の図式で多様な共への対応を追求すべきで、ロールズとマルクスの同一性でなく、マルクスは労働者の連帯・団結・知性が実践的に解決してくれると期待したのでは。そもそもマルクスと現代のロールズ・サンデルとを対象とすることに無理がある。労働者的人間を。

*8月中のゼミは、お休みいたします。
*基礎研創立50周年の記念大会が8月25・26日、立命朱雀で行います。
*7月7日予定の現資研(感情労働論)が大雨による会場使用不可のため、延期となり、10月6日に立命朱雀に行います。乞うご参加。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
7月25日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻17章 商業利潤     

9月12日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章 経済過程・意識・・

9月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻18章 商人資本の回転。価格

10月10日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第5章 意識とイデオロギー

その後 10/24, 11/14, 11/28 (働き方AN)

[一番上に]


2018年7月6日号

梅雨が明けたと発表があった、今年のダムの水がめは少なそうと。その数日後になんと大雨が降り続き、鉄道が運休、道路が通行止め、川の水位が上がる

[第770回ゼミ報告]
6月27日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻第16章「商品取引資本」を行いました。報告の最初に、今回から第4編に入ったが、資本論体系上の位置付けは、資本一般としての産業資本から、特殊的な資本の分析へ、弁証法的に一般から特殊へ移行し、商業資本の自立化・独自性を問題にする。商品取扱資本は産業資本の商品資本から転化したもので商業資本の成立である。倉庫・保管業が流通過程では価値も剰余価値も創造しないが、社会的分業の発展とともに商品取扱資本の機能が純化して特殊な姿態を持つ。商品取扱資本は、市場で貨幣資本として現れ、売るために買うことで、生産資本は生産過程を中断せず生産を行うことができる。商品取扱資本では、G−W−G´で同じ商品が二度場所変換し、前貸し貨幣が回収され、貨幣資本の特殊な価値増殖でもある。商品取扱資本の自立化は商品資本の貨幣への終局的転化が産業資本から機能分離され、独自の営業として形成される。商人資本が前貸しする貨幣資本は購買と販売だけに用いられ、商品資本・貨幣資本以外の形態をとらず、流通過程に囲い込まれる貨幣資本である。結局、流通時間を短縮し、生産資本の剰余価値の増加を助け、市場の拡張により、産業資本の生産性と蓄積を促進し、流通時間を短縮し、利潤率を高め、直接生産に使用する資本部分を増大させる。
討論では、G´での特殊な価値増殖とは何か、産業資本からの自立化は貨幣資本の問題で、産業資本で小さくできる。手形機能との関係は、先物取引など。歴史的過程と論理過程の違い、ベニスの商人、問屋制手工業。商人・商社が市場動向を産業資本へ売れるものを作る、売れ残り、使用価値の問題。貨幣・銀行・信用、そして金融資本は出てくるのか。

*7月11日ゼミは、角田本3章の3節と3章全体の議論を行い、第4章は9月12日に順延します。
*8月中のゼミは、お休みすることになりました。
*基礎研創立50周年の記念大会が8月25・26日、立命朱雀で行います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
7月11日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第3章 現代哲学(続) 

7月25日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻17章 商業利潤      

9月12日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章 経済過程・意識・・

9月26日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻18章 商人資本の回転。価格

その後 10/10, 10/24, 11/14, 11/28 (働き方AN)

[一番上に]


2018年6月22日号

「地震・雷・火事・親父」、最近のオヤジは怖くはないが、突然ゆれで一番最初に来るのが良く分かった。物が倒れる、ヒビ割れる、被災した方々へお見舞い

[第769回ゼミ報告]
6月13日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』の第3章「マルクスから現代社会哲学へ−マルクス、ロールズ、そしてサンデル」のうち、「1、マルクスの社会哲学」「2、ロールズの現代リベラリズム」を行い、「3、サンデルの共和主義的政治哲学」は次回で行います。報告では、マルクスはホッブズ・ロックにみる社会契約説的な考えに賛成せず、平等な参加者とする国家は現実には私的所有が破棄されていない、という。市民社会では公民と私人が分裂させられているが、政治開放から人間的開放で公民とその分裂は克服される。マルクスの社会経済学は疎外論をベースに生産関係の物象化論・矛盾論そして人間発達論の一体性を特徴とする。個人的所有の再建は生活手段の個人的取得の権利であり、労働に応じた、また必要に応じた分配を貫く規定であり、ベーシックインカムはマルクスの未来社会構想とは相いれないが、必要に応じた分配への移行のステップとなる。次にロールズは政治構想としてのリベラリズムから、正義の二原則を提示した。格差原理と分配的正義から、社会的ミニマムと社会配当を問題とし、ロールズの構想とベーシックインカムの構想の違いは分配だけでなく生産や所有を前提していて、労働と余暇時間に関しては、労働義務による社会参加を前提にしている。
討論では、報告者から批判の数々、議論沸騰。ここで個人的所有の再建の問題を論じているが、消費手段に限定していて、生産手段の所有の問題、それに対する決定権を問題を論じるべきであって、分配関係の変革からではない。

*6月13日ゼミは、角田本3章の1節・2節までで、第3節は次回に繰り越しました。そのため7月11日ゼミは、第3章の3節と3章全体の議論を行い、第4章は次々回に順延します。
*8月のゼミは、昨年は休みました。今年の対応へのご意見をお願いします。
*7月7日午後2時から、現資研が「感情労働論・ケア労働をめぐって」のテーマに、立命館大学大阪いばらきキャンパスC棟471教室で行います。感情労働の理論と現場の報告、高田が司会します、ぜひご出席ください。
*基礎研創立50周年の記念大会が8月25・26日立命大朱雀で行います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
6月27日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻16章 商品取引資本     

7月11日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第3章 現代哲学(続) 

7月25日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻17章 商業利潤       

9月12日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章 経済過程・意識・・

その後 (休?8/8. 8/22), 9/12, 9/26, 10/10, 10/24, 11/14, 11/28 (働き方AN)

[一番上に]


2018年6月8日号

まともに答えず論点ずらしで言い逃れる、ご飯論法が国会で流行っているそうな。いやいや、東と西の大学では、どちらも理事長が出てこず、話もせず。

[第768回ゼミ報告]
5月23日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻15章「この法則の内的諸矛盾の展開 」の第3節「人口過剰のもとでの資本過剰」第4節「補遺」を行いました。利潤率の低下とともに、資本最小限の増大、蓄積の増大、資本の過多は同時に相対的過剰人口を呼び起こす。利潤率の低下と資本の過剰生産が同じ事情から生じ、競争戦が始まり、その損失の分配は競争戦の中で決定される。生産手段の一部は資本として機能しなくなり、固定資本の価値減少は信用制度の崩壊によってさらに激化される。生産の停滞は労働者階級の一部分を遊休させ、就業部分での平均以下への労賃の低下へと導く。資本が外国へ送られるのは、外国でより高い利潤率で資本が運用できるからである。利潤率の低下が諸資本間の競争戦を呼び起こすのであって、逆ではない。個々の生産部門の均衡は不均衡からの恒常的過程として現れ、総生産の連関は盲目的な法則として生産当事者に押し付ける。資本主義的生産様式の制限は、まず、労働の生産力の発展が利潤率の下落をおこし、恐慌によって克服される法則を生み出し、次に、生産の拡張・制限の決定は社会的要求に対するのではなく、利潤率の一定の高さにある。社会的労働の生産力の発展は、資本の歴史的任務であり、歴史的存在理由であり、一つの歴史的生産様式でしかない。可変資本が相対的に減少するにも関わらず労働者の絶対数が増加することが、全ての生産部門に生じるのではなく、農業では減少が絶対的である。
討論では、13章から15章全体までの区切り・題名はエンゲルスによるものだ。13章から14章でひとつの法則を導きだした。ここでの国家の役割はどうか。外国への資本輸出・移民問題がここで出てくる。恐慌からの革命に関心があった。ここで恐慌論を説いたのか。利潤率の低下から恐慌というのは論証されているのか。絶対的過剰生産とは何か。生産力と生産関係の矛盾を利潤率から論証できるのか。資本の制限は資本そのものの制限である、とは。

*8月のゼミは、昨年は休みました。今年の対応へのご意見をお願いします。
*基礎研創立50周年の記念大会が8月25・26日立命大朱雀で行います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
6月13日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第3章マルク・現代哲学・

6月27日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻16章 商品取引資本     

7月11日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章 経済過程・意識・・

7月25日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻17章 商業利潤       

その後 (休?8/8. 8/22), 9/12, 9/26, 10/10, 10/24, 11/14, 11/28 (働き方AN)

[一番上に]


2018年5月18日号

北くんと南くんが笑顔で握手し、仲良く手をつないで境界線を越えたよね、さて次は、北くんと米くんが会う段、どちらも気まぐれ、どうなる・・

[第767回ゼミ報告]
5月9日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判』第2章「「具体的普遍」としての近代市民社会批判−「ヘーゲル法哲学批判」」を行いました。本章の課題は、ヘーゲル法哲学批判のなかに、近代社会批判とその経済理論につながる萌芽を見出すことである。市民社会には欲求の体系、司法活動、行政・職業団体の3つの契機があり、市民社会はそのままの姿では存立せず乗り越える、というヘーゲルの市民社会批判がポイント。市民社会の内部で人々は陶冶=教養を発展させ、市民社会を意識的に制御し、法律と制度という思考された意志の形で、国家にまで展開される。家族と市民社会との利益が国家へ総括(近代国家の本質)され、国家は国家社会としてみずからを総括する。マルクスの国家の概念=理性的国家はヘーゲルの社会哲学と同じであり、現実的な主体が理念の契機になり、ヘーゲル哲学一般の全秘密が隠されている。憲法と立法権との対立を合憲的な動きと実際の動きとの二律背反から矛盾をはっきりさせた。国民だけが具体的で現実的な主体であり、国民の主権か君主の主権かが問題となる。ヘーゲル国法論批判をつうじて、マルクスの社会思想は自由主義から民主主義へと成長した。具体的な主体は近代的市民社会の人であるが、私的所有を基礎に個人主義的な自由主義で構成されている。市民社会をこえる新しい社会を展望し資本の経済学へと至るということでは、ヘーゲルから抜け出る最初のステップがヘーゲル法哲学批判であった。
討論では、報告者が有井行夫『マルクスの社会システム理論』を取り上げ、「経哲学草稿の「疎外された労働」論として具体化するにさきだち、ヘーゲルを内在的に批判し彼の弁証法を合理的に徹底する見とおしに、矛盾論を中核とする社会システム把握という内容においてマルクスはすでに到達していて、固有の矛盾把握に到達した研究が「ヘーゲルの法哲学の批判的検討」である、というに対し、角田氏はのちのちに到達したという。自己意識の自由というが自由主義を定義していない。ここで出てくる概念は当時のものなのか、例えばアソシエーション。

*5月23日ゼミはマルクス『資本論』3巻15章後半の3節・4節を行います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
5月23日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(後半) 

6月13日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第3章マルク・現代哲学・

6月27日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻16章 商品取引資本     

7月11日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第4章 経済過程・意識・・

その後 7/25, (8/8. 8/22), 9/12, 9/26, 10/10, 10/24 (働き方AN)

[一番上に]


2018年5月4日号

とても長く高いコンクリートの塀の横の道、堺で中学生の頃自転車でよく通った、三億円事件現場も高い塀がある道だった。が、塀ない所から「単純逃走」・・

[第766回ゼミ報告]
4月11日のゼミは、角田修一『社会哲学と経済学批判―知のクロスオーバー』の第1章「自己意識の哲学と自由主義思想−マルクス「学位論文」の哲学と思想−」を行いました。課題設定では、社会経済学は社会哲学を基礎とし、社会哲学は人間社会の歴史を含む見方・考え方・認識方式、人々の意識のありよう、その一形態が史的唯物論である。ヘーゲルの自己意識の哲学を元に、バウアーを中心とするへーゲル左派は教会・神学を徹底的に批判した。ここから、マルクスは学位論文において、ギリシャ古代哲学のデモクリトスとエピクロスの差異を取り上げ、それは原子と感覚的世界の関係・必然性と偶然性・方向の偏りを問題にし、その偏りは原子運動の中に存する矛盾として現実化された、すなわちエピクロスは感覚的世界を客観的現象としたのであるとし、マルクスは論文のなかで高く評価した。エピクロスの原子論哲学を「抽象的で個別的な自己意識」による世界の把握としたのにたいして、マルクスの立場は具体的で「経験的な個別的な自己意識」としての人間とした。マルクスとバウアーは「自己意識」では人間の自由・独立性・主体性擁護では同じ立場だが、エピクロスの「抽象的個別的自己意識」が有限なものとしたマルクスと、無限・普遍的としたバウアーとは異なる。これをルカーチは、マルクスがすでに青年へーゲル主義者を超えていたと評価し、この学位論文で弁証法の萌芽を見出し、原子にある矛盾を明らかにしたといい、当時のマルクスの思想は自由主義・個人主義から出発したとみている。学位論文は後に唯物論を受容する要素になり、理論的方向性を指し示したものとなっている。
討論では、「社会哲学」用語は角田氏の造語か、自然哲学に対して。自己意識の哲学が主題で、意識の上に自己意識、理性、精神となる。ここで自由主義とは何かを書いていない、カントの方が自由を言っている。自由主義と個人主義、自由主義と民主主義の問題。ヘーゲルが低く見たエピクロスをマルクスは高く見た、学位論文レベルでヘーゲルを超えている。

*5月23日ゼミはマルクス『資本論』3巻15章後半の3節・4節を行います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
5月9日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第2章 近代市民社会・・

5月23日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(後半) 

6月13日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第3章マルク・現代哲学・

6月27日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻16章 商品取引資本     

その後 7/11, 7/25, (8/8. 8/22), 9/12, 9/26, 10/10, 10/24 (働き方AN)

[一番上に]


2018年4月6日号

黒のトナーと黒のマジックインクが最近良く売れるようになった、とはある官庁ご用達のコピー屋さんと文房具さんの話も出そうな、大量の黒塗り公文書が。

[第765回ゼミ報告]
3月28日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻15章「この法則の内的諸矛盾の展開」の第1節「概説」第2節「生産の拡張と価値増殖との衝突」を行いました。利潤率と剰余価値率が共に下落するのは不変・可変資本の比が不変に限定され、利潤率の下落と加速的蓄積は生産力の発展として異なる表現である。さらに利潤が利子・産業利潤・地代に分割され、それぞれの比率が相互に増減しうる。搾取実現の条件は社会の生産力に、また生産部門間の釣り合い、社会の消費力にも制限される。資本の流れ・蓄積は利潤率に比例ではなく資本の重圧力に比例して流れる。利潤の総量はその率が低下しても投下資本の大きさで増大し、資本の集積と集中を引き起こす。労働の社会的生産力は蓄積された生産資本の大きさと、労賃の相対的少なさに現れ、使用される労働力も剰余労働の増加と労働力の量の減少に現れる。資本主義的生産様式は生産力を発展させると同時に資本価値の増殖を目的とするが、周期的な価値減少による攪乱を含んでいる。その真の制限は資本そのものであり、増殖と制限が絶えず衝突する。
討論では、13・14章が「利潤率の傾向的低下の法則」として一つの法則であるとの宮田説について。恐慌論はこの下落の法則で恐慌の必然性を論じたのでは。ここではまだ集積・蓄積・集中の用語が未整理。資本そのものが制限とは何か、特有な制限。労働の生産力は出てくるが、「資本の生産力」という用語はあるのかどうか。敵対的分配諸関係とは、蓄積衝動で社会的な消費力を最低限に引き下げる、等々。

*次回4月11日ゼミ、角田修一『社会哲学と経済学批判―知のクロスオーバー―』(文理閣,2015年,3800円)が始まります。
*4月25日にゼミの予定でしたが、当日会場が働き方ASU-NET主催の集会があり、ゼミは5月23日に延期します。なお集会は以下通り:
4月25日午後6時半から、働き方ASU-NET公開学習会―韓国第2弾「ソウルの市民民主主義―日本の政治を変えるために」お話:白石孝さん、この題名の本を出版され、著者による話です。ご来場お待ちしています。
*5月23日ゼミはマルクス『資本論』3巻15章後半の3節・4節を行います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
4月11日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第1章自己意識の哲学・

5月9日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第2章 近代市民社会・・

5月23日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(後半)

その後 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 (働き方AN)

[一番上に]


2018年3月23日号

「書き換え」か「改ざん」か、ある放送局は前者、別の放送局は後者、新聞社もどちらかだ。さて悪用するために勝手に「書き改める」ことを「改ざん」という。

[第764回ゼミ報告]
3月14日のゼミは、アンダーソン『周縁のマルクス』の訳者のお一人、斎藤公平さん(大阪市立大学準教授)を迎えて、この本を巡って懇談会を行いました。齋藤さんに昨年6月から今年2月までの報告・討論のまとめを説明しながら、各回の主な論点を中心に議論を進めました。議論のうち大要は以下の通りです。1853年以降マルクスは48年革命の失敗から、資本論執筆の目的も含め、周縁国研究を進めた。社会発展を複線的方向へ総体的に展開した理論家であり革命家でもある。それは資本論の完成への道と密接に関連している。アメリカは周縁国なのか、工業国なのか、南北戦争前後で変わる。58年の経済学批判で複線になりつつあり、フランス語版で明確となり、農村共同体研究を経て、晩年にロシアのザスーリチへ手紙を書く。それでは資本主義を飛ばして社会主義への道か、革命路線と社会発展の道の問題。複線にも一定の法則性がある。労働日の章を入れたのは南北戦争がきっかけだとは、説得力がない。エンゲルスのフランス語版への低い評価が後のドイツ語版に影響というが、別の見方もある。マルクスとエンゲルスの役割と共同体論。日本の研究は残念ながら英語のものしか読まれていない。欧米でのマルクス研究・読み直しは、アソシエーション論・未来社会論・近代主義論・エコロジー論・利潤率の傾向的低下論にと、多方面に進んでいて、日本に比べて広く議論されている。一世代・二世代も上の我々とともに、1987年生れの若い齋藤さんが新鮮な感じで議論をされ、我々は大いに刺激を受けました。

*3月28日ゼミはマルクス『資本論』3巻15章前半の1節・2節を行い、3節・4節は、次回のゼミで行います。
*4月11日ゼミからの新しいテキストは、角田修一『社会哲学と経済学批判―知のクロスオーバー―』(文理閣,2015年,3800円)です。
*4月25日にゼミを予定していますが、当日会場がアスネット主催の集会に使用するという話が出ています。その場合には、ゼミを5月23日に延期するか、あるいは別の会場にするかどうか、次回ゼミで話し合います。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
3月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(前半)

4月11日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第1章自己意識の哲学・

※4月25日(水)午後6時半〜9時 南森町働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(後半)

5月9日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第2章 近代市民社会・・

その後 5/23. 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 (働き方AN)

[一番上に]


2018年3月9日号

有るのか無いのか、契約文書の有無を言えない財務省と国会問答。素人には理解不能な問答を禅問答を申すなり。この問答、国民はとっくに理解しているぞ。

[第763回ゼミ報告]
2月28日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻14章「反対に作用する諸原因」を行いました。利潤率低下の法則貫徹が現実には起こっておらず、なぜ傾向的低下と呼ぶのか。労働の搾取度では機械の速度、労働日の延長、婦人・児童の大量採用、生産方法・交通の改良、発明が低下を妨げる。労賃の引き下げは阻止要因だが範囲を超える。機械・建物・原料等の不変資本の相対的低下もまたその要因であり、相対的過剰人口の増加もそうである。外国貿易は作用の二重性があり、原料や生活手段の低廉で利潤率を高くするが、不変資本に比べ可変資本が減少すれば、低下を促進する。特殊研究だが、植民地貿易は高い利潤率・超過利潤をもたらす。最後に株式資本を取り上げ、有機的構成の高い企業は株式化で利潤よりも利子=配当を上げようとする。報告者からは、13章と14章を切り離すべきでないという宮田惟史の意見、経済学批判プランの「資本一般」を使わなくなったというプラン変更説による大谷禎之介の説、61〜63年草稿から外国貿易・世界市場が問題となり、国際価値論・国際搾取論を形成した中川信義の紹介、反作用での独占資本主義・国家独占資本主義との関係を論じた不破哲三の説を紹介した。
討論では、傾向的とはひとつの社会的現象か自然法則とするのか。形式的包摂は不完全な従属であり、直接的生産の諸結果で実質的包摂となる。配当は均衡化に加わらず、利子はどうなのか。さて15年ぶりの14章でした。

*3月14日のゼミは、『周縁のマルクス』の訳者の一人齋藤幸平さん(大阪市立大准教授)を招き、ゼミでのこの本の論点・疑問点等、この本を対象に懇談会を行います。これまでの議論・論点整理をし、また皆様からの論点・疑問点等をお持ちよりいただき、活発な議論をお願いします。
*3月28日ゼミはマルクス『資本論』3巻15章前半の1節・2節を行い、3節・4節は4月25日ゼミで行います。
*4月11日ゼミからの新しいテキストは、角田修一『社会哲学と経済学批判―知のクロスオーバー―』(文理閣,2015年,3800円)です。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
3月14日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』訳者斎藤公平さんを迎えて懇談会

3月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(前半)

4月11日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第1章自己意識の哲学・

4月25日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 内的諸矛盾(後半)

その後 5/9. 5/23, 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 (働き方AN)

[一番上に]


2018年2月23日号

都合の悪いデータには触れず、都合良く作ったデータを使って答弁。データ不正がバレて答弁撤回、あげくに厚労省に責任転化。右往左往の裁量労働審議‥

[第762回ゼミ報告]
2月14日のゼミは、アンダーソン『周縁のマルクス』の「第6章 非西欧社会および前資本主義的社会に関する晩期の諸著作」の後半(p323から)と「結論」を行いました。6章後半では、オランダの植民地統治では村落共同体の要素を残したが、イギリスによるインド・フランスによるアルジェリア・スペインによるメキシコでは共同体的土地所有が解体されていったが、マルクスは共同体的形態の持続性に関心を持った。ザスーリチへの手紙草稿では、ロシアでの別の発展の道・農村共同体からの移行・資本主義の肯定的成果の組み入れを考察し、農村共同体的形態でのロシアの革命・近代的共産主義は必要条件ではあるが十分条件でなく、西欧の労働者階級の革命と結びつけることが出発点となりうると説いた。ただし、自生的な共同的形態を基礎に共産主義革命への移行という新たな考察をロシアには限定しなかった。「結論」では、マルクスは『共産党宣言』での単線的概念から、多元性・複線的歴史理論を創造し、第一インター以後、共同体研究を通して奴隷制・人種差別・民族抑圧・ジェンダー問題に関与し、多文化的・複線的な社会的弁証法・複線的アプローチにマルクスは立ち至り、現代的問題の視点を与えた。
討論では、これまでの論点をまとめ、資本主義の文明化作用・進歩性の問題、複線では日本の研究が進んでいること、エンゲルスの扱い、労働日の挿入、開発独裁、アラブ・イスラム圏の扱い、金融資本とグローバル化と地域共同体解体、資本論完成か革命か、議会制はどこに、なぜ周縁を取り上げるのか、共同体とはそもそも何か、等々。

*『周縁のマルクス』は2月14日ゼミで終り、4月11日ゼミからの新しいテキストは、角田修一『社会哲学と経済学批判―知のクロスオーバー―』(文理閣,2015年,3800円)に決まりました。
*『周縁のマルクス』は2月14日ゼミで終わりましたが、3月14日のゼミで、訳者の一人齋藤幸平さん(大阪市立大准教授)を招き、ゼミでのこの本の論点・疑問点等、この本を対象に懇談会を行います。当方でこれまでの議論・論点整理をしますが、皆様も疑問点等をお持ちより下さい。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
2月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻14章 反対に作用・原因

3月14日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』訳者斎藤公平さんを迎えて懇談会

3月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 この法則の内的矛盾・

4月11日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
角田修一『社会哲学と経済学批判』第1章自己意識の哲学・

その後 4/25, 5/9. 5/23, 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 (働き方AN)

[一番上に]


2018年2月9日号

昨年は29連勝の快挙で注目を集めた怪童が、今年は年の初めから、またまた勝ち続け、初の中学生5段にと、新聞の一面に、ネクタイ姿が似合っている。

[第761回ゼミ報告]
1月24日にゼミは、マルクス『資本論』第3巻13章「この法則そのもの」の後半( S.230初めから)を行いました。不変資本に比べ可変資本の相対的減少で利潤率は下落するが、その原因が剰余価値の絶対的総量を増大させる。労働の社会的生産力発展で大きな総資本が必要となるが、同時に過剰な労働者が出現する。可変資本と利潤の相対的減少に絶対的増加が照応し、利潤率の累進的な下落よりも急速な総資本の増大となり、労働の生産力の増大は永続的な過剰人口を生みだす。商品の価格下落は販売によって実現される利潤総量の相対的増加を伴い、個々には少ない労働を含んでいる。商業での回転計算は不正確だが、総和で一回転とみなす。資本家は個々の商品の利潤を減少させるが、総量では大きな利潤を上げ、利潤率の下落が同時に利潤総量の増加を伴う法則となる。改良されまだ一般化されない生産方法の資本家は、安くても競争の均等化まで利潤率が増加する。
討論では、10章では個々の資本家の競争、13章では社会的総資本、全体でも利潤率の低下と利潤量の増大を説く。製造業だけか交通の側面、国家の役割。それまでは現象であったが、法則として発見。現代を解けるか。

*次回2月14日ゼミは、『周縁のマルクス』6章後半(323頁下段から)と「結論」を行います。なお、下記3月14日ゼミでの討論ために、この本の論点・疑問点などをゼミの皆様から2月14日のゼミで提出していただき、論点整理を行います。
*『周縁のマルクス』は3月前半ゼミで終わり、次のテキストを2月14日ゼミで話し合います、候補本をお持ちより下さい。前回ゼミで、ジェイムソン『21世紀に資本論をいか読むべきか』、八木紀一郎『国境を超える市民社会・・』、角田修一『社会哲学と経済学批判』が出ました。
*『周縁のマルクス』は、2月14日ゼミで終わりますが、3月14日のゼミでは、訳者の一人齋藤幸平さん(大阪市立大准教授)を招き、ゼミでのこの本の論点・疑問点等、この本を対象に討論を行う予定です。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
2月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』6章 (後半)・結論

2月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻14章 反対に作用・原因

3月14日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』:斎藤さんを迎えて討論会

3月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻15章 この法則の内的矛盾・・

その後 4/11, 4/25, 5/9. 5/23, 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 (働き方AN)

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2018年1月19日号

昨年末は土俵外乱闘で横綱黒星引退、年明けも土俵近くで元横綱黒星と理事解任、さて初場所、立行司謹慎の土俵では、おっと残った横綱が黒星休場と続く‥

[第760回ゼミ報告]
1月10日のゼミは、『周縁のマルクス』第6章「非西洋社会および前資本主義社会に関する晩期の諸著作」の前半(323頁まで)を行いました。マルクスの晩期・パリコミューン敗北後の諸著作、フランス語版資本論、非西洋・前資本主義社会ノート(1879-82)、ロシア関係テキスト群(1977-82)の3つを取り上げた。イロコイ族・ホメロス時代ギリシャ・その他の無文字文化でのジャンダーと社会的ヒエラルキー、クラン社会への視点という人類学研究からの国家論の更新があり、インド共同体社会での親族関係と村落共同体社会とにおける土地分与地の矛盾、イスラム教徒支配の衝撃と宗教的贈与、世襲徴税人の地主化、イギリスによるインド征服・植民地支配による古代的形態から無制限な私的所有物への転換を記述し、セポインの大反乱への同情を書き、それはかつてのトリビューンでのイギリスのインド支配の進歩的意見からの離脱を意味している。報告者からは農民との同盟、人類の当初の集団形態を核家族との関係でどう想定したのか、資本制での核家族化なのか、と私見を出された。
討論では、行先は社会主義で道筋が複線なのか、行先が複線なのか。ザスーリチへの手紙は結局送らず。イギリスと同じ道ではない。開発独裁、アラブ、資本輸出と移民、民主主義。

*1月24日ゼミは、資本論3巻13章の後半(新日本版376頁6行目、S.230初めから)を行います。
*次々回2月14日ゼミは、『周縁のマルクス』6章後半(323頁下段から)と「結論」を行います。なお、下記3月14日ゼミでの討論ために、この本の論点・疑問点などをゼミの皆様から2月14日のゼミで提出していただき、論点整理を行います。
*『周縁のマルクス』は、2月14日ゼミで終わりますが、3月14日のゼミでは、訳者の一人齋藤幸平さん(大阪市立大准教授)を招き、ゼミでの論点・疑問点等、この本を対象に議論を行う予定です。
*『周縁のマルクス』は3月前半ゼミで終わります。次のテキストを次々回2月14日ゼミで話し合います、候補本をお持ちより下さい。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
1月24日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻13章この法則そのもの(後半)

2月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』6章 (後半)・結論

2月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻14章 反対に作用・原因

3月14日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』:斎藤さんを迎えて討論会

その後 3/28, 4/11, 4/25, 5/9. 5/23, 6/13, 6/27, 7/11, 7/25 (働き方AN)

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2018年1月5日号

2018年は基礎経済科学研究所が創立されて50周年。50年の流れをまずは出版年表にまとめ中、出版数は45冊に上り、そのうち第三学科は5冊!

[第759回ゼミ報告]
12月27日のゼミは、マルクス『資本論』第3巻第3篇「利潤率の傾向的低落の法則」第13章「この法則そのもの」(前半:S.230初めまで)を行いました。資本主義的生産様式が発展するにつれ総資本での有機的構成の高度化、不変資本に比べて可変資本が相対的に減少するが、従来の経済学はこの現象の説明に失敗した。国民的利潤率の同時並立の相違は発展段階についても言えるが、資本のもとに包摂されていない国では利潤率に利潤以上のものが含まれる。利潤率の下落は労働手段部分が増大し生きた労働部分が減少するが、社会的資本による利潤の絶対的総量は増大し、諸資本の増大、社会的労働の生産力の発展によって、利潤率の下落と同時に利潤の量は増大する。さらに労働日延長・強化、社会的労働の生産力の発展により利潤の絶対的分量はいっそう増大して現れる。
最後に、報告者から不破哲三・大谷禎之介による草稿研究、建部正義・米田貢・佐々木憲昭の金融危機・架空資本・国独資の問題提起が紹介された。討論では、剰余価値率から利潤率へと実証が問題となる。下落というが何にとっての利潤率なのか、総資本として、社会的資本、社会的総資本、社会資本の用語が使われている。部門・部面について再議論。一国ではなく各国の国民経済どうしの問題まで広がっている。

*次回1月10日ゼミは、『周縁のマルクス』6章の前半(330頁まで)を行い、2月14日ゼミで、6章後半と結論を行います。
*1月24日ゼミは、資本論3巻13章の後半(新日本版376頁6行目、S.230初めから)を行います。
*『周縁のマルクス』は2月14日ゼミで終わりますが、3月14日のゼミは、訳者の一人齋藤幸平さん(大阪市立大准教授)を招き、ゼミでの疑問点等、この本の議論を行う予定です。
*『あゝ野麦峠』(1979年作品154分)映画鑑賞会が働き方ネット事務所で1月15日(月)午後6時半から行います。働き方ネット・労働時間研究会の催しですが、第三学科ゼミの方なども、どうぞご参加ください。
*会場はいつもの南森町・働き方ASU-NET事務所です。

****** ゼミ日程 *******
1月10日(水)午後6時半〜9時  南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』第6章 非西洋社会(前半)

1月24日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻13章この法則そのもの(後半)

2月14日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
アンダーソン『周縁のマルクス』6章 (後半)・結論

2月28日(水)午後6時半〜9時 南森町・働き方ASU-NET事務所
マルクス『資本論』第3巻14章 反対に作用・原因

その後 2018/ 3/14, 3/28, 4/11, 4/25, 5/9. 5/23, 6/13 (働き方AN)

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