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これまでの演奏会の紹介です。
万華鏡の彩り
バロック音楽の調べ
演奏会より
演奏者
リコーダー 中村洋彦 チェンバロ 青木好美 オルガン 高田富美
日時
2006年 10月 6日(金) 7:00pm
場所
秋篠音楽堂
奈良市西大寺東町2-4-1 ならファミリー6階 Tel. 0742-35-7070
近鉄奈良線西大寺駅より徒歩5分 地図
プログラム 当日のプログラムへ
GGiovanni Battista Fontana(?−1631?)
.B.フォンタナSonata seconda
ソナタ 第2番 ニ調Rec, Cemb Tarquinio Merula(1594/95−1665)
T.メルーラSonata seconda
ソナタ 第2番 イ調Rec, Cemb Girolamo Frescobaldi(1583−1643)
G.フレスコバルディCento Partite sopra Passacagli
パッサカリアに基づく100のパルティータCemb Bartolomeo de Selma(fl.1638)
B.デ・セルマ〈Vestiva i colli〉
〈春は丘を彩り〉によるディミニューションRec, Org Jan Pieterszoon Sweelinck(1562−1621)
J.P.スウェーリンクMein junges Leben hat ein End
我が青春は終わりぬOrg Nicolaus a kempis(1590−1653)
N.ア・ケンピスSinfonia No.1 in d
シンフォニア 第1番 ニ調Rec, Org Pietro Domenico Paradies(1707−1791)
P.D.パラディエスSonata Y A-dur
ソナタ 第6番 イ長調Cemb Giuseppe Sammartini(1695−1750)
G.サンマルティーニSonata C-dur
ソナタ ハ長調Rec, Cemb Johann Gottfried Walther(1684−1748)
J.G.ヴァルターConcerto del Sigr.Gentili A-dur
ジェンティ−リの協奏曲 イ長調Org Georg Philipp Telemann(1681-1767)
G.Ph.テレマン
Partita Nr.5 e-moll
パルティータ ホ短調Rec, Org Methodische Sonate C-dur
メトーディッシュ・ソナタ へ長調Rec, Org
出演者プロフィール
中村 洋彦/リコーダー
エリザベト音楽大学宗教音楽学科卒。第4回全日本リコーダーコンクールにおいて最優秀賞を受賞。1981年、82年、84年に渡欧、研鑚を積む。1987年第1回リコーダーリサイタルの成果に対して大阪文化祭奨励賞を受賞。リコーダーを花岡和生、フラウト・トラヴェルソを有田正広の各氏に師事。1993年より『笛の楽園』と題してリサイタルを開催。現在、相愛大学非常勤講師、ダンスリー・ルネサンス合奏団所属。
青木 好美/チェンバロ
相愛女子大学(現、相愛大学)音楽学部声楽専攻卒業。チェンバロを小林道夫氏、有賀のゆり、有田千代子の各女史に師事。アンサンブル・マドレーヌ、ムジクス・ロココ、UFBメンバー。アンサンブルを中心に活動中。現在、相愛大学古楽器科非常勤講師。
高田富美/オルガン
相愛女子大学音楽学部オルガン専攻卒業。その後、ドイツ・ヴェストファーレン州立教会音楽学校に留学。1993年以来、オルガンとその他の楽器・声楽による演奏会を「音楽の散歩道」シリーズで企画している。また、独奏、室内楽・合唱などとの共演等、演奏活動を続けている。奈良YMCA音楽院講師。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。
万華鏡の彩り
今夜のコンサートは、リコーダーとチェンバロ、オルガンのアンサンブルと
独奏を聞いていただきます。プログラムは、イタリア、オランダ、ドイツの
初期バロックと後期バロックに活躍した音楽家の作品です。
前半、まだルネッサンス期の影響をもつ初期バロックの音楽は、長・短の調性、
音楽形式が確立していないため、自然で素朴な響きの中に、力強さ、静けさとみなぎる躍動、
流動があり、多種多様、秩序立たず均等でない、いびつな美しさがあります。
後半、後期バロックの音楽になると、作品は、バッハの平均率クラヴィーア曲集に
代表されるように、和声の充実により調性は確立され、多くの音楽形式も成立し、
喜怒哀楽、感情と情緒の表現が豊かになり、新しい次の時代を予感させてくれます。
それぞれの楽器の音によって、次々と変化し創り出される音楽の情景を、
万華鏡の彩りのように表現できればと思っています。
高田 富美
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[第37回奈良県芸術祭参加]