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これまでの演奏会の紹介です。
風の音楽
リコーダーとオルガンによる調べ
風で鳴るリコーダーとオルガンの自然な響きで
バロック時代の巨匠、ヘンデル、テレマン、バッハの作品を、
オルガン独奏でバッハ、そして彼を19世紀に復興させた
メンデルスゾーンの作品を演奏します。
会場となる奈良基督教会は、
2015年7月に国の重要文化財に指定され、
設置されているパイプオルガンはドイツのボッシュ社製で
二段の手鍵盤と足鍵盤を持っています。
⇒チラシへ (PDF :1,125KB)
演奏者
リコーダー 中村洋彦 オルガン 高田 富美
日時
2016年10月21日(金) 18時30分
場所
日本聖公会奈良基督教会礼拝堂
奈良市登大路町45 Tel. 0742-22-3818
近鉄奈良駅より、東向商店街に入って、徒歩約3分
プロフィール
中村 洋彦/リコーダー
エリザベト音楽大学宗教音楽学科を卒業後、1981年~84年に渡欧、古楽器奏者としての研鑽を積む。第4回全日本リコーダーコンクールにおいて最優秀賞を受賞。1987年第1回リコーダーリサイタルの成果に対して大阪文化祭奨励賞を受賞。
1992年フランス政府招請による 「ロワール河古城音楽祭」 にダンスリールネサンス合奏団のメンバーとして出演。1995年からは「笛の楽園」 と題してコンサート・シリー ズを開催している。これまでに、数多くのTV、ラジオでの録音、CD録音を行う。
現在、相愛大学音楽学部古楽器科非常勤講師、16世紀コンソート主宰。
髙田富美/オルガン
相愛女子大学音楽学部オルガン専攻卒業。ドイツ・ヴェストファーレン州立教会音楽学校に留学。久保田清二、広野嗣雄、A・シェーンシュテット、R・ブリーゲンの各氏に師事。即興演奏をケルン音楽大学教授J・ゲッファートと彼のアシスタントに学ぶ。1993年以来、オルガンとその他の楽器・声楽による演奏会を「音楽の散歩道」シリーズで企画し、独奏、室内楽・合唱などとの共演等、演奏活動を続けている。ドイツでもコンサートを行い、神戸ユニオン教会ドイツ語礼拝の奏楽をときおり担当している。奈良YMCA音楽院講師、日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員、GdO(ドイツオルガン友の会)会員。
リハーサルより
プログラム 当日のプログラムへ
Jacob van Eyck (1589/90-1657)
J.ファン・エイク~Der Fluyten Lust-Hof
「笛の楽園」より
Preludium of Voorspel
プレリュードOnse Vader in Hemelryck
天にまします我らの父よGeorg Friedrich Handel (1685-1759)
G.F.ヘンデルSonate F-dur Op.Ⅰ, Nr.11
ソナタ ヘ長調Georg Philipp Telemann (1681-1767)
G.Ph.テレマンFantasia III d-moll TWV 40:4
ファンタジア 第3番 ニ短調Sonata Methodische Nr.4 F-dur TWV 41:D3
メトーディッシュソナタ 第4番 ヘ長調Dietrich Buxtehude (1637-1707)
D.ブクステフーデToccata und Fuge in F BuxWV 157
トッカータとフーガ ヘ長調Johann Sebastian Bach (1685-1750)
J.S.バッハToccata und Fuga in d ( Dorian ) BWV 538
トッカータとフーガ ニ短調 「ドリア調 」Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
Felix.メンデルスゾーンSonata VI d-moll
ソナタ 第6番 ニ短調
リハーサルより
プログラムノート
今夜のプログラムは、バロック中期、北ドイツで作曲家、オルガ二ストとして活躍し、
J.S バッハに多くの影響を与えたD.ブクステフーデのオルガン曲で始めます。
バッハとは一度も会う事がなくイギリスに帰化したヘンデルと、この2人とも
友人であったテレマンの作品をリコーダーとオルガンで、そしてバッハのオルガン曲を
最後に演奏します。バロック最盛期に生きながら、違った生き方をした巨匠3人の音楽を
楽しんでいただければと思います。
オランダの音楽家J.ファン・エイクの「天にまします我らの父よ」は、
M.ルターの作詞によるコラール(ドイツの讃美歌)ですが、メロディーはルターが
作曲したか、当時あったメロディーに歌詞をつけたものかは不明のようです。
続いて演奏するメンデルスゾーンのソナタ第6番にも、このメロディーが変奏曲と
フーガという形で使われています。ロマン派の時代にバッハの音楽の復興に貢献し、
彼の音楽に傾倒していたのがよくわかる作品です。
古い時代から受け継がれた歌が、時代と国を超え多くの作曲家によって、
いろいろな形式の音楽作品として多く生み出されてきたことは、
ヨーロッパ音楽の一つの大きな流れです。
高田富美
リハーサルより
主催:音楽の散歩道
後援:日本聖公会奈良基督教会 奈良YMCA音楽院
[ 奈良県大芸術祭参加 ]
日本聖公会奈良基督教会
日本聖公会奈良基督教会
奈良基督教会のボッシュ・オルガン
日本聖公会奈良基督教会 ボッシュ社製オルガン ストップリスト
Die Disposition der Bosch Orgel in der Nara Episkopal Kirche
[Hauputwerk]
Principal 8'
Gedackfloete 8'
Oktav 4'
Spitzfloete 4'
Oktav 2'
Mixtur III-IV
Trompete 8'
[Schwellwerk]
Salicional 8'
Holzgedackt 8'
Suavial 4'
Nasard 2 2/3'
Hohlfloete 2'
Terz 1 3/5'
Plein jeu III
Cromorne 8'
Tremulant[Pedal]
Subbass 16'
Offenfloete 8'
Choral bass 4'
Englisch horn 8'
[Koppeln]
Sw/Hw
Hw/Ped
Sw/Ped
収益は、奈良YMCA音楽院を通して、国際協力募金に送らせていただきました